「不明 (ヒハツモドキ)」品種情報
生産地 | 沖縄県石垣島、宮古島、沖縄本島 |
作物名 | ヒハツモドキ |
品種名 | 不明 |
学名 | Piper retrofractum Vahl |
現地での呼称 | ピパーチ、ピパーツ、ヒハチなど |
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栽培方法 | 周年を通して収穫可能であるが、ピークは12-2月である。さし木、種子ともに繁殖可能な種であるが、沖縄県内にはオスがほとんど見当たらないので、基本的には栄養繁殖である。(沖縄資料1参照) |
品種特性 | 樹木や石垣に着生するつる性植物である。若葉はマツタケのような香りがある。 |
由来・歴史 | 南アジア原産であるが、沖縄への渡来時期は不明。 |
伝統的利用法 | 葉、果穂とも香辛料として利用される。八重山地域の伝統料理として、新芽は混ぜご飯や炊き込みご飯(クファジューシー)、みそ汁の具、各種料理のトッピング、薬味に利用される(沖縄資料1参照)。 |
栽培・保存の現状 | 沖縄本島、宮古島、八重山島で栽培されている。石垣と本島の数か所で保存を兼ねた営利栽培が始まっている。(沖縄資料10) |
参考資料 | - 沖縄資料1:「沖縄の伝統野菜等と食材~見直そう昔からの長寿食材~」(平成18年3月、沖縄県農林水産部、沖縄県中央卸売市場)
- 沖縄資料10:大野ら(2016)沖縄県におけるヒハツモドキの地理的分布と生育環境の特徴、ならびに害虫等による本種の被害・障害に関する予備的知見. 熱帯農業研究. 9(1):1-11.
- 沖縄資料15:大野ら(2019)挿し木によるヒハツモドキの増殖. 沖縄農研センター研究報告 (12)29-42.
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