在来品種データベース

「不明 (キダチトウガラシ)」品種情報
生産地沖縄県沖縄全域
作物名キダチトウガラシ
品種名不明
学名Capsicum frutescens L. (ナス科)
現地での呼称島トウガラシ、コーレーグス、クース(宮古、八重山)など
写真島とうがらしとバショウ@宮古島2014-12-17 島とうがらしの果実(東海林晴哉氏撮影)2014-01-27 島とうがらしの草姿@沖縄県糸満市(東海林晴哉氏撮影)2014-01-27
栽培方法播種は2~3月、本葉2,3枚で定植する。発芽、生育とも25~30℃が適温。(沖縄資料1より)
品種特性本土のトウガラシCapsicum annuumとは別種で、キダチトウガラシC. frutescensに属する(沖縄資料9)。草丈は1m以上、茎は分枝し、開張型となる。果実は2,3cmと短く、上を向く。沖縄県では冬季になると果実長が減少する。辛味は非常に強い。
由来・歴史南米原産であるが、沖縄への伝来は不明。
伝統的利用法生果実をつぶして刺身やみそ汁に入れたり、漬物の香辛料にする。泡盛につけ込んだものをクースと呼び、沖縄そばなどの香辛料として用いられる。(沖縄資料1より)
参考資料
  • 沖縄資料1:「沖縄の伝統野菜等と食材~見直そう昔からの長寿食材~」(平成18年3月、沖縄県農林水産部、沖縄県中央卸売市場)
  • 沖縄資料3:「島ヤサイ栽培マニュアル(2)」(平成22年3月、沖縄県農林水産部)
  • 沖縄資料9:與那嶺ら(2013)沖縄県内各地から収集したトウガラシ (Capsicum spp.) の果実特性と分類.沖縄農研センター研究報告.77:55-60.
調査日2014/1/27
備考沖縄にはキダチトウガラシの他にヂゴレとよばれるトウガラシが2種(C. annuumおよびC. baccatum)があり、中城村においてはわずかにC. baccatumの経済栽培もおこなわれている。ナスミバエがトウガラシに産卵するため、シマトウガラシ青果の県外への移動は沖縄県から自粛がもとめられている。