在来品種データベース

「高アンダー」品種情報
生産地沖縄県那覇市繁多川、大宜味村塩屋
作物名ダイズ
品種名高アンダー
学名Glycine max Merrill
現地での呼称島ダイズ(トーフマーミ)
栽培方法作型は5月まきと9月まきがある。5月播種で8月収穫。9月播種で12月収穫。
品種特性島ダイズには「高アンダー系統」などの系統があるが、同じ系統でも個人生産者ごとに形態が異なる。アンダーは油を意味する。収量性が悪いためにほとんど栽培されなくなった。
由来・歴史地元では一度絶えたが、県農業研究センターから種子を分譲してもらい今に至っている。
伝統的利用法豆腐。ダイズを味噌に使うのはもったいないという意識があった。ンースマーミ(味噌豆)として用いられたのはソラマメだった。
栽培・保存の現状繁多川では現在利用のための栽培は行っていないが、大宜見村に伝わり栽培されている(2023年12月15日現在)。
継承の現状

繁多川は昔から水があり、豆腐が有名だった。伝統的な豆腐の復活を通して地域活性化につなげようと、那覇市繁多川公民館では2006年度から、「あたいぐゎー(家庭菜園)プロジェクト」が実施されている(沖縄資料4-1, 4-2, 5)。

久高将一さんがプロジェクトの会長となり、公民館がコーディネートしながら地元、真地小学校や識名小学校の小学生たちに地元の在来ダイズの栽培とそれを用いた伝統的な豆腐づくりを継承している。子どもたちはもちろん、教員や父兄からも高い評価を得ている。当初は青ヒグーと高アンダーを栽培したが現在栽培は青ヒグーのみで、高アンダーは2年に一度、採種用に栽培するのみである。

参考資料
  • 沖縄資料4-1:沖縄タイムス「在来ダイズで豆腐づくり」(2008年8月22日)
  • 沖縄資料4-2:琉球新報「広がれ在来大豆」(2008年11月8日)
  • 沖縄資料5:週刊「かふう」Vol.275「公民館を拠点に地元の文化を再発見し、未来につなげる」(2011年1月7日)
調査日2014/1/27