在来品種データベース

「島ニンニク」品種情報
生産地鹿児島県奄美市
作物名ニンニク
品種名島ニンニク
学名Allium sativum L. (ヒガンバナ科)
現地での呼称ふる(葉ニンニク)、ふるんがぶ(球ニンニク)
写真島ニンニクの収穫 島ニンニクの鱗茎 島ニンニク(垂れブル系統)の1球あたりの鱗片。12-15個あるのがわかる。 島ニンニク(垂れブル系統)の栽培風景 島ニンニク(垂れブル系統)の鱗茎と鱗片
栽培方法9月~10月に植え付け、3月末~4月上旬に収穫する。
品種特性

島ニンニクには葉と球(鱗片)を主に食用にする系統も分化しているが、一つの系統でも利用する部位に名前があり、球をフルンガブ、葉をフルンハ(またはフルンファ)と呼んでいる。草姿により立ち性、垂れ葉性等の系統がありそれぞれタチブル、ダレブルなどの名前で呼ばれる。

また3月に収穫できる早生系と4月に収穫できる晩生系がある。早生系は沖縄、台湾、中国南部から導入され土着した系統、晩生系統は本土からの導入種と考えられている(鹿児島資料2)。

草丈は80~100cm、葉の長さは50~60cm程度で、鱗茎は球肥大が遅く40g程度と小さい。球色は淡紅紫色を帯びており、りん片は10~20片程度である(鹿児島資料1)。

由来・歴史

1850年代の奄美の動植物等についてまとめた「南島雑話」に「蒜」として記載されている。

平成21年6月17日に「かごしまの伝統野菜」に認定された。

伝統的利用法早生系統は葉を主に食用とし、葉(ふるんは)は炒め物、晩生系統は主に鱗片を食用とし、鱗片(ふるんがぶ)は砂糖醤油や三杯酢に漬けたり、塩漬けにして食べる。
消費・流通の現状主に自家用
参考資料
調査日
  • 2014/2/18