在来品種データベース

「黒菜」品種情報
生産地熊本県阿蘇郡小国町
作物名ツケナ
品種名黒菜
学名Brassica rapa L. (アブラナ科)
現地での呼称くろな
写真収穫された黒菜@熊本県小国町2015-02-10 黒菜の畑.霧ではなく、地面から湧き上がる温泉の蒸気である。天然の地熱を利用して栽培されている@熊本県小国町2015-02-10 気温は零下にもなるが地温はかなり温かい。奥は黒菜だが、手前には暖地性のサボテンがよく繁茂している@熊本県小国町2015-02-10 山形大学農学部で栽培した黒菜2019-11-27 山形大学農学部で栽培した黒菜2019-11-27
栽培方法播種は9月中下旬。10月中旬に15cmくらいの苗になるので、根から抜いて地面から蒸気が湧き上がる畑「地獄ざえん」に定植する。「地獄ざえん」は外から黒菜が見えなくなるほど蒸気が立ちこめる。栽培地は真冬になると降雪や霜が降りるが、気温の低下とともに甘味が増す。地熱が高いところは畝を高くするような工夫をする。適度な地温が保たれ、黒菜は良く育つ。12月末~2月が収穫時期になる。3月には開花してくる。
品種特性葉の色は暗緑色で葉脈が白く浮き出て目立つ。葉には辛味は全くなく、かなりうま味がある。地元ではコマツナの一種ではないかといわれているとおり、ゲノム的にはアブラナ属のAゲノムを持つBrassica rapa種である。
由来・歴史由来は不明。
伝統的利用法塩漬け、油炒め。温泉の蒸気で蒸す。
栽培・保存の現状2015年当時、栽培者は十数人いたが、2024年現在3名程度。ヒヨドリの食害が問題になっている。
消費・流通の現状昔は黒菜を買い付けに来る人がいたが、今はいないので、自家用のみ(2015年当時)。
調査日2015/2/10