在来品種データベース

「入河内大根」品種情報
生産地高知県安芸市入河内
作物名ダイコン
品種名入河内大根
学名Raphanus sativus L. var. hortensis Backer (アブラナ科)
現地での呼称にゅうがうちだいこん
写真入河内大根@高知県安芸市2014-01-10 入河内大根@高知県安芸市2015-01-25 入河内大根@高知県安芸市2015-01-25 尾尻(写真右下)を切ってす入りをチェックする2015-01-25 入河内大根の畑2015-01-25 入河内大根の断面2015-01-25
栽培方法

水はけの良い土地でないとうまく育たない。本来の播種は通常9月5日~20日ころに行われる。

収穫は12月下旬から2月中旬ころ。採種は6月に行う。

近年の温暖化や台風災害対策のため、時期をずらしながら段播きしている。生理障害や黒点病対策が必要。生育期はユズの収穫と重なるので、除草管理を容易にするため、一部マルチ栽培を導入している。

品種特性

赤首の3~5kg程度になるダイコン。大きなものだと10kg以上になる。

煮ても火の通りが良く、肉質はきめが細かく煮崩れしにくい。生で食べると梨のように甘い。葉も軟らかく美味しい。すが入りにくく保存性にも優れ、春先まで美味しく食べられる。1月に入って急激に肥大する。

由来・歴史平家の落人が赤色の大根を持ち込んだといういわれがある。戦後に同集落で桜島大根などが栽培されて交雑していたが、平成18(2006)年、「入河内大根のこそう会」を結成し、県の農業大学校の協力も得ながら選抜を開始した。
伝統的利用法糠漬け、煮物、干し大根(短冊形)
栽培・保存の現状生産者は20名。
消費・流通の現状高知生協、地元のスーパー、安芸駅ぢばさん市場などで販売。規格外品は地元良心市で家庭用に販売している。1~2月の期間は、地元「こまどり温泉」で入河内大根定食が提供されている。
継承の現状

入河内大根を残すため、平成18年7月に地元の14戸の農家で「入河内大根のこそう会」を結成し、栽培や調理方法の研究、PR活動および共同出荷に取り組んでいる。

高知県立大の学生との交流を行っており、収穫体験交流、高知市日曜市での販売を行っている。

参考資料高知資料2)安芸市ホームページ 入河内(にゅうがうち)地区について:入河内大根・お茶・ゆず・酒米など https://www.city.aki.kochi.jp/life/dtl.php?hdnKey=270
調査日2015/1/25