在来品種データベース
| 生産地 | 山口県岩国市尾津町 |
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| 作物名 | レンコン |
| 品種名 | 岩国れんこん |
| 学名 | Nelumbo nucifera Gaertn. (ハス科) |
| 現地での呼称 | いわくにれんこん |
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| 栽培方法 | <栽培方法> 3~4月 施肥、耕うん、種れんこんの植付け 5~6月 草取り(手取り)、アブラムシ防除 6~7月 芽まわし(れんこんが隣田に出て行かないように) 7月 追肥 9月~翌年5月 収穫 <収穫方法> 落水後、専用のバックホーで田の表土を20cm程度除去する。続いて、傷つけたり、折ったりしないよう、人力で次のような収穫作業を行う。「バンクウ」で上土を取り、「カイカキ」でレンコンの周りの土を丁寧に取り除く(バンクウとカイカキは写真参照)。(以上、山口資料4) |
| 品種特性 | 岩国で栽培されている「⽩花種」は晩⽣種で収穫時期は9⽉〜翌年5⽉ころまで収穫される。 花は純⽩で花数は少ないが⼤きく果柄は太く⻑い。葉はハスのなかでも最も⼤きいといわれている。明治以前に栽培された「備中種」に⽐べて、⽩花種は浅根性(20〜40cmで掘取り可能)で、収量が多く、腐敗病抵抗性を持っている点で有利であったと考えられる。 収穫されるれんこんの表⽪は薄く、斑点も少なく、肌が美しい。⾁質は厚く、シャキシャキした⻭ざわりと粘りがあり、⾵味が良い(以上、⼭⼝資料4)。 |
| 由来・歴史 | 1796(寛政8)年、藩主吉川経忠公の命を受けて、篤農家、村本三五郎⽒が岡⼭から「備中種」の種れんこんを持ち帰り、錦川下流の⾨前地区に植えたのが、岩国におけるれんこん栽培の始まりとされている(⼭⼝資料6および7)。 現在栽培されている品種は備中種ではなく、⼤正6(1917)年に「⽀那⽩花種」を導⼊したことをきっかけに、現在に⾄るまで⽩花種が栽培⾯積の⼤部分を占め(令和4年時点、82%)、わずかに「福だるま」9%、「明渓」など(8%)が栽培されている(⼭⼝資料5)。 昭和30年代(1955〜64年)には、尾津・⾨前地域が⼤⽣産地になり、⽔⽥転作等によりさらに作付は拡⼤し、昭和47(1972)年には最⼤331haに到達した。その後宅地化などで徐々に減少し、現在の主な産地は尾津地区になっている。れんこん栽培において掘取り時は少なくとも10a当たり10⼈役強の労働を必要とし、しかも掘取りは熟練を要するという問題があり、通常は1⼾あたり2〜3haが栽培の上限といわれていた。30年代に⼊って、広島市から⻘⽥買い業者が⾃ら掘取りを⾏って市場に出荷する体制が取られてから、レンコンの栽培⾯積は従来の2〜3倍の⾯積200haまで達した(⼭⼝資料4および5)。しかし現在、青田買い業者はいなくなり、機械化や堀り子の確保により規模拡大を実現している。 |
| 伝統的利用法 | 酢の物、和え物、すしだね(岩国寿司)、煮物、炊き込みご飯、精進揚げのたねなど。 |
| 栽培・保存の現状 | 令和5(2023)年、レンコン生産量1位は茨城県で面積1,770ha、収穫量は29,600tである。山口県は5位で面積202ha、収穫量は2,550tであるが、主産地は岩国地域である。(以上、山口資料4)。 |
| 消費・流通の現状 | 主な出荷先は、山口県、広島県、島根県など。 |
| 参考資料 |
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| 調査日 | 2025/1/6 |