「太田かぶ」品種情報
| 生産地 | 広島県安芸太田町、広島市安佐南区 |
| 作物名 | カブ |
| 品種名 | 太田かぶ |
| 学名 | Brassica rapa L. var. rapa (アブラナ科) |
| 現地での呼称 | おおたかぶ |
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| 栽培方法 | 9月中旬に播種。2月末ころから茎立ち菜の収穫を始める。カブや葉を収穫するのではなく、花茎を折りとって、茎立ち菜として利用する。 かつては大麻の後作で、主作物のアワやキビと混植し、主作物が豊作の年はカブは不作、主作物が不作の年はカブが豊作になったという(広島資料3)。 |
| 品種特性 | 広島資料2によると、長年にわたって野生化していたものなので、吸肥力、耐寒性は非常に強い。選抜が進んでいないので、色、形、大きさ、抽台期、開花期などにばらつきがある。 利用する茎立ちは甘味があって美味。 |
| 由来・歴史 | 広島資料2によると、栽培が始まったのは1900年ころの安芸太田町である。戦後、交雑が起こり、川の流域で広範囲に野生化したものを再収集したものである。 交雑する前はかぶごと抜いて利用したが、交雑後はカブの食味が落ちて利用されなくなった。現在は花茎のみを利用している。 |
| 伝統的利用法 | 広島資料2によると、昔はカブとトウを古漬けにした後、塩抜きして油炒めしたり、油揚げや煮干しと一緒に煮て食べたという。 現在は春先にでるトウのみを浅漬けしたり、軽くゆでてあく抜きしたものを和え物(ごまあえなど)、酢の物、天ぷら、みそ汁の具に利用している。 |
| 栽培・保存の現状 | 広島市安佐南区の栽培者は現在3名である。栽培を始めるとき、広島市農業振興センターから種子の分譲を受けた。 |
| 消費・流通の現状 | 近菜高長朝市や近くのスーパーの産直市で販売している。 |
| 参考資料 | - 広島資料2:広島お宝野菜カタログ(平成24年晩)財団法人広島県農林振興センター農業ジーンバンク
- 広島資料3:タキイ種苗株式会社出版部「地方野菜大全」農文協(2002)
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| 備考 | 広島県の農業ジーンバンク(現在は事業中止)は収集した種子の中から広島県で普及させたい伝統野菜などの品種を平成22年から3年間、「広島お宝野菜」として認定し、県民希望者に種子を配布していた。種子を配布しても交雑によって劣化することが多いので、種子の配布だけでなく、採取の技術と栽培方法の指導も積極的に行っていた。 |