「黒田せり」品種情報
| 生産地 | 島根県松江市黒田町 |
| 作物名 | セリ |
| 品種名 | 黒田せり |
| 学名 | Oenanthe javanica (Blume) DC. (セリ科) |
| 現地での呼称 | くろだせり |
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| 栽培方法 | 黒田せりはランナーによる栄養繁殖で増殖する。4月10日に赤い芽を持つものを除去しながら親株を3,4本ずつ30-40cm間隔でセリ田に定植し親株を育成する。10月はじめころから、親株のランナーを苗が潰れないようにコンバインカッターで切断し、節がついた20cmくらいの種ゼリを植え付ける。種ゼリをまいた直後にアオサギやカモに歩かれると苗が沈んで生育が悪くなる。種ぜりをまいてから30~35日で収穫する。収穫期間は11月~2月ころ。 |
| 品種特性 | 品種は黒田で選抜育成された青茎系の「島根みどり」が主である。生育が早く、草丈は低く、茎が太い。 寒さに遭うと紫色に変色しやすい。 アクが少なく、シャキシャキした歯ざわりと香りが良い。 |
| 由来・歴史 | 黒田セリは松江松平5代藩主松平宣維(のぶずみ)の時代(1720~1730)に野性種から品種改良されたセリが誕生して栽培が始まったといわれている。黒田の町は西側に丘陵地があってセリを痛める強い季節風の害を防ぐことができ、また元々沼地で、船で行き来する水路もあったので、地の利を活かして栽培されてきた作物であるといえる。かつては米とセリで家族を養うことができたという。 |
| 伝統的利用法 | 鍋もの(すき焼き、水炊き)。カンピョウで結んで束にしておでんに入れる。白和え、赤貝ごはんの具。 |
| 栽培・保存の現状 | かつては20-30人いた組合員が現在は7名(うち50代が3名、ほか70-80歳代)になっている。 |
| 消費・流通の現状 | 松江の青果市場に出荷している。一束250円以上で販売。 |
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