在来品種データベース

「網干メロン」品種情報
生産地兵庫県姫路市網干
作物名マクワウリ
品種名網干メロン
学名Cucumis melo L. var. makuwa Makino (ウリ科)
現地での呼称あぼしめろん
写真ハウス栽培の様子 着果のようす 果実のサイズ感  10条の浅い溝がある 完熟して食べころになると肩にひびが入る
栽培方法かつては自家採種していたが、現在は山陽農園に採種と接木を委託している。4月10日ころに定植。収穫は7月~9月10日まで。うねを高くして水はけをよくする。
品種特性草勢は強くて多収である。果実は200g前後の楕円形、果皮は緑白で浅い10条の溝がある。果肉は淡緑色で暑さ1.5cm程度、香りと甘味が強く(糖度は16度ほど)、歯切れが良い。畑でへたが自然に離れるまで完熟させる。熟すと肩に輪(りん)型のひびが入る。このひびが美味しくなった目印になる。形質は江戸鳴子宿の名物であった鳴子瓜に類似しているとされる。(兵庫資料4と10参照)
由来・歴史兵庫資料4)によると、1920(大正9)年ころ、木下広治氏が網干町の種苗店から種子を購入して栽培したという説と昭和10年ころ、網干の旭陽(きょくよう)にあった採種場でマクワウリに代わる品質の良いウリとして育成されたものという説がある。昭和10年~18年ころが最盛期で4ha、春バレイショの間作として栽培された。15年前(2007年)くらいから地元スーパーと連携して生産を拡大した。現在はハウス栽培が主流。
伝統的利用法生食用。お盆のお供え物に欠かせない果物である。(兵庫資料10)
栽培・保存の現状生産組合があり、組合員は12名(2022年時点)。
消費・流通の現状姫路市内のスーパーマーケットに出荷している。
継承の現状生産者のうち、20歳代が2名いる。
参考資料
  • 兵庫資料4)ひょうごの在来種保存会・編著「つながっていく種と人 ひょうごの在来作物」、神戸新聞総合出版センター、2016年刊.
  • 兵庫資料10)大西忠男、網干メロン.タキイ種苗出版部編・芦澤正和監修「地方野菜大全」、農文協、2002年刊.
調査日
  • 2013/7/31
  • 2022/8/22