在来品種データベース

「難波ねぎ」品種情報
生産地大阪府松原市
作物名ネギ
品種名難波ねぎ
学名Allium fistulosum L. (ヒガンバナ科)
現地での呼称なんばねぎ
写真難波ねぎの畑 2018-12-2 難波ねぎの畑2 2018-12-2 収穫期の難波葱。分げつを1本ずつ分けたもの(定規は15cm)2022-01-07 収穫期の難波葱の一株。4~5本の苗を植え付けて分げつしながら育った株である(定規は15cm)2022-01-07 難波葱のお浸し
栽培方法播種は7月で2,3ヶ月育苗する。9月から10月ころ、本畑に幅60cmの畝をつくり、一株あたり苗4,5本を株間20cm程度、二条で定植する。収穫時期11月~1月。
品種特性草姿が類似する「浅黄系九条」と比べると、分げつが多く、抽台が早く、つぼみ数が多く、葉鞘基部およびつぼみの苞の約2割ほどが、赤に着色するのが九条系葱との相違点である。根の張りが強い。葉の強い甘味と香りとぬめりが特徴。また食感が柔らかい。
由来・歴史

京都府園芸要覧(1909)に、京都の九条ねぎの元になったという説も紹介されているが、遅くとも江戸時代には大阪府内で栽培されていた。明治時代に阪堺鉄道(南海電気鉄道の前身)が南海なんば駅を開業したときには周囲に50町歩ほどの葱(難波ねぎ)畑が広がっていた。しかし戦後は生産量が減少し、2000年ころには市場から姿を消した。

2010年に「難波葱の会」を結成し、2017年に大阪府の「なにわの伝統野菜」として認証された。「大阪市なにわの伝統野菜」の認証も受けている。(大阪資料6参照)

伝統的利用法ぬた和え、すき焼きなど。一説に「鴨なんば」という温かいかけそばの上に鴨肉とネギを添えた料理の名前の元になったともいわれている。
栽培・保存の現状大阪府松原市の「JA大阪中河内松原地区難波葱部会」を中心に約50人が180aを栽培している(2019年)。
消費・流通の現状JA大阪中河内の農産物直売所「畑のつづき」松原店や天美店などで販売している。
参考資料大阪資料6)インターネットフリー百科事典ウィキペディア「難波葱」
調査日2018/12/2