在来品種データベース

「杉谷とうがらし」品種情報
生産地滋賀県甲賀市甲南町杉谷
作物名トウガラシ
品種名杉谷とうがらし
学名Capsicum annuum L.
現地での呼称すぎたにとうがらし
写真杉谷とうがらしの草姿 杉谷とうがらしの果実。果実の先が曲がるのが特徴 杉谷とうがらしの果実の断面。皮が薄い。
栽培方法水を張っても一晩で抜けるような、ほぼ砂地で栽培する。3月下旬に播種し、定植は5月下旬。収穫は7月~11月。水と肥料を切らさない管理が必要である(滋賀資料29)。連作はできないので、1年栽培したら、同じ場所では3~5年栽培を控える。ムギやダイズの後作は土が軟らかくなってよい。
品種特性辛味や苦味が全くない甘とうがらしの一種。皮が薄く、生でも食べられる。先が少し曲がる。果実重は10~15g/個。
由来・歴史来歴は不明であるが、明治以前から杉谷地域で栽培されてきたといわれている(滋賀資料22)。杉谷には「杉谷なすび」、「杉谷とうがらし」、「杉谷うり」(シロウリ)の3種類の伝統野菜があり、2002年ころ作られた杉谷なすび栽培部会が、2012年発展的に「杉谷伝統野菜栽培部会」に名称変更した。
伝統的利用法焼きもの、炒めもの、煮物。サラダにも使える。
栽培・保存の現状農家7軒からなる伝統野菜部会があり、そのうち杉谷とうがらしを栽培するのは6軒である。
消費・流通の現状JAこうかに出荷。
参考資料
  • 滋賀資料22)長朔男(2024)『近江の在来野菜誌』京都新聞出版センター、p113-114.
  • 滋賀資料29)滋賀のおいしいコレクション 産地レポート 杉谷とうがらし https://shigaquo.jp/report/1851.html
調査日2019/7/13
備考近江の伝統野菜の一つである。 https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/nougyou/ryutsuu/18357.html