在来品種データベース
| 生産地 | 滋賀県大津市坂本 |
|---|---|
| 作物名 | 食用ギク |
| 品種名 | 坂本菊 |
| 学名 | Chrysanthemum morifolium Ramat. (?) (キク科) |
| 現地での呼称 | さかもとぎく |
| 写真 | |
| 栽培方法 | 根腐れしやすく、根腐れすると新芽がとれず、来年用のさし木ができなくなるので、水はけの良い土地がよい。株分けで増殖すると背が高くなりすぎるので、さし木をする。5月はじめにさし木、1カ月後に畑に定植する。摘心を3回行なう。収穫は10月末~11月中旬の2週間のみ。連作障害の対策が必要。水田なら水を1年入れると、翌年には栽培できるので、隔年栽培が可能。畑なら7年あける。 |
| 品種特性 | 滋賀資料24によると、坂本で栽培されている食用菊には7系統あり、そのうち坂本で古くから利用されている系統は2系統ある。そのうち1系統が、ここで紹介している、いわゆる坂本菊で、直径3cm程度の黄色の小ギクで、管状の花弁を持つ。雨に弱く、立枯れしやすい。もう1系統は坂本・雄琴地区で古くから栽培されてきた菊で、11月下旬に収穫する晩生種で、直径4~5cmの中輪で平弁である。 |
| 由来・歴史 | 僧の最澄が中国からお茶と一緒に菊を持ち帰り、平安時代から栽培されてきたといわれている。平安時代中期に書かれた『延喜式』巻第三十七の諸国進年料雑薬の中に、近江国から黄菊花一斤二両が七十三種の薬とともに献上されたことがかかれており(滋賀資料25、26)、当時から近江で黄菊が栽培されていたことがうかがえる。 |
| 伝統的利用法 | 菊ずし、おひたし、菊なますで食べる。また湯通しして菊をホウレンソウのおひたしと合わせてポン酢で食べる。酢を入れたお湯にばらした花弁をくぐらせると、冷凍保存が可能。 |
| 栽培・保存の現状 | 1994(平成6)年から坂本菊振興会が活動してきたが、栽培者が高齢化したため2013(平成25)年に解散した。近年の異常気象、特に猛暑や雨不足の影響により栽培環境、管理が大変厳しい状況になっており、収穫量が大幅に減る年もある。現在も坂本・下阪本には少人数ながら栽培者がいる。 |
| 消費・流通の現状 | 花弁をほぐして出荷する。2016年当時、西教寺、寿司屋、菓子屋に出荷していた。西教寺では2024年現在でも秋の季節には「菊御膳」という坂本菊づくし料理を楽しめる。 |
| 参考資料 |
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| 調査日 |
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| 備考 | 近江の伝統野菜の一つである。 https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/nougyou/ryutsuu/18357.html |
Title
Toast message.