在来品種データベース

「小泉紅かぶら」品種情報
生産地滋賀県彦根市小泉町
作物名カブ
品種名小泉紅かぶら
学名Brassica rapa L. var. rapa
現地での呼称こいずみべにかぶら
写真小泉紅かぶら2014/11/26 小泉紅かぶらのサイズ(首から尻まで約9cm)(定規は15cm)2020-12-23 小泉紅かぶらの葉の表面は無毛である 小泉紅かぶら断面。内部に赤い色素(アントシアニン)が入る
栽培方法9月下旬に播種、収穫は12月中旬ころ。
品種特性短いとっくり型、色の濃い紅カブ。葉は立性で、葉柄、葉脈とも紅色になる。葉の表面に毛じがない。A型種皮である(種子を水に漬けると表面にヌルヌルしたペクチン質の被膜ができる)(滋賀資料23:彦根カブを参照)。
由来・歴史江戸時代に彦根城主井伊家の庭の手入れをしていた小泉村(現彦根市)の住人が見つけ、栽培を許されたのが始まりと伝えられている(滋賀資料6)。高度経済成長期に栽培が途絶え、1987(昭和62)年に地元で特産化を図るため復活したが、その後中断した。平成19(2007)年に「小泉町八王子倶楽部」が県の農業技術振興センターから種子を再分譲してもらい、2008年から栽培復活の取り組みを行ってきた。しかし栽培者の高齢化などのため、2022年に「小泉町八王子倶楽部」は解散した。
伝統的利用法漬物(ぬか漬け)
栽培・保存の現状町名を冠した小泉紅かぶらを絶やさないようにと、地元の有志数名が栽培を続けている。
消費・流通の現状漬物屋や仕出し屋に出荷している。
参考資料
  • 滋賀資料6)長朔男(2023)『近江の在来野菜誌』京都新聞出版センター、p66-68.
  • 滋賀資料23)青葉高(1981)『野菜』、p148.
調査日2014/11/26
備考近江の伝統野菜の一つである。https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/nougyou/ryutsuu/18357.html