愛知県清須市春日宮重町(旧春日町宮重地区)が原産地といわれている。宝永年間(1704~1715年)、尾張藩主の徳川吉通候が八釼社の境内で鷹狩りの途中、庄屋宅で昼食として出された宮重町境道産のダイコンで調理した「風呂吹き」を大変気に入り、「これこそ尾張の名物 宮重ダイコンと呼ぶがいい」と名前を付けられ、毎年献上するよう命じられ、明治維新まで献上してきた(宮重大根発祥之地趾石碑による。写真参照)。
江戸時代から昭和20年代ころまで尾張地方を中心に広く栽培されたが、昭和20年以降は栽培が減少した。しかし昭和50年代に入って、宮重大根に耐病性や晩抽性を導入したF1品種が全国で広く栽培されるようになった。(愛知資料2)。平成4年に宮重大根純種子保存準備委員会が設立され、平成5(1993)年から宮重大根本来の特徴に基づいて種子保存用大根の選定が行われるようになった。平成14(2002)年10月に「あいちの伝統野菜」に認定された。