在来品種データベース

「かりもり」品種情報
生産地愛知県知多市、刈谷市、碧南市、知多郡東浦町、清須市、丹羽郡大口町・扶桑町
作物名シロウリ(カタウリ)
品種名かりもり
学名Cucumis melo L. var. utilissimus (Roxb.) Duthie et Fuller 'Albus' (ウリ科)
現地での呼称かりもり
写真萱津神社の漬物神事。ナス、タデの向こうにかりもりが見える かりもりは神事ではタデと一緒に漬けられる@萱津神社 かりもりの栽培風景@多郡東浦町2022-07-31 かりもりの栽培風景@多郡東浦町2022-07-31 果皮色は濃い緑色で薄い縞がある@知多郡東浦町2022-07-31 かりもりの栽培風景@碧南市2020-04-22
栽培方法「かりもり」の播種は5月10日ころ、定植は5月末、収穫は7月中旬~8月のお盆ころ。別品種「早生かりもり」は4月上旬に播種、収穫は6月中旬~7月下旬。
品種特性果実長25cm、約1kg。果皮は緑色で果肉は白色。シャリシャリとした食感である。長時間漬け込んでも適度な歯ごたえを保つのが特徴。(愛知資料1)。「早生かりもり」は「かりもり」に比べて早生で多収である。
由来・歴史明治時代から栽培されている(愛知資料1)。愛知県丹羽郡大口町では昭和30年ころ、桑畑や休耕田を利用した栽培が始まった。大口町漬瓜組合が昭和41年に設立された(愛知資料3)。
伝統的利用法

漬物(愛知資料1)。かつては粕漬け(特にうなぎの付け合わせに不可欠)の需要が高かったが、近年は浅漬けでの需要が高まっている。

あま市の萱津神社で毎年8月21日に行われる「香物祭」の祭事に「かりもり」が使われる。

栽培・保存の現状知多・西三河地域の知多市、刈谷市、碧南市、東浦町では「早生かりもり」が、尾張地域の清須市、丹羽郡大口町・扶桑町では「かりもり」が、栽培されている。「早生かりもり」はJAあいち知多では知多市を中心に年間約100t(栽培面積は約3ha)の生産がある。またJAあいち中央では年間50t (部会員3名、約60a)の生産がある(愛知資料4:令和2年3月31日)。「かりもり」は大口町漬瓜部会(昭和41年設立)12名が(株)大和屋守口漬総本家と契約して、約50a栽培している。
参考資料
  • 愛知資料1)あいちの伝統野菜 見てみよう・育ててみよう・食べてみよう(愛知県平成25年1月作成)
  • 愛知資料2)タキイ種苗株式会社出版部編・芦澤正和監修(2002)「都道府県別地方野菜大全」
  • 愛知資料3)JA愛知北コミュニティ情報誌ふれあいVoi.02(2014年7月号)特集あいちの伝統野菜かりもり
  • 愛知資料4)JAあいち中央ホームページ食と農 カブ・カリモリ
調査日
  • 2014/2/6
  • 2017/8/21
  • 2022/7/31
備考愛知県が認定した「あいちの伝統野菜」のうちの一つである(愛知資料1)。知多では改良品種の「前田早生かりもり」の作付け割合が増えている。