在来品種データベース

「折戸なす」品種情報
生産地静岡県静岡市清水区
作物名ナス
品種名折戸なす
学名Solanum melongena L. (ナス科)
現地での呼称おりとなす
写真折戸なすの栽培風景(写真はJAしみず広報提供) 折戸なすの草姿(写真はJAしみず広報提供) 折戸なすの果実(写真はJAしみず広報提供) 折戸なすの花(写真はJAしみず広報提供)
栽培方法2月中旬播種、4月上旬定植、5月下旬~12月末収穫。ハウス栽培を行う。
品種特性丸型でヘタ、果実とも濃紺色。果肉は緻密で味は濃厚である。ヘタにトゲがあるが、自家採種しながらトゲが少なく果実が丸型整形のものを選抜してきた。収量は一般のナスの半分以下である。
由来・歴史

江戸時代の徳川家康の時代(慶長年間)から明治維新まで毎年将軍家へ献上されていた記録がある。一説に家康が好んだとされる「一富士、二鷹、三茄子」の茄子は「折戸なす」のことであるといわれている。

明治以降、栽培が途絶えていたが2005年に農研機構・野菜茶業研究所(安濃本所)から100粒ほどの種子の分譲を受けて、2007年から出荷栽培が復活した(静岡資料6)。

伝統的利用法焼き物、田楽、素揚げなど
栽培・保存の現状2024年時点で「JAしみず折戸なす研究会」の栽培者6名、2023年は年間約15tを生産した。
消費・流通の現状JAしみずを通して市場ほか、旅館・ホテル・飲食店にも出荷。
継承の現状若い継承者がいない。メンバーの高齢化が心配。緊急対策が必要。
参考資料静岡資料6)JAしみず(2018)グローイングフェイス 遠藤亘さん 「折戸なす」復活の立役者 安定生産を目指し日々奮闘.JAしみず広報誌「しみずの風」2018年10月号(No.540)、p.2-3
調査日
  • 2013/10/26
  • 2024/3/17
備考2008年、「初夢/折戸なす」で商標登録した。