在来品種データベース

「石徹白(いとしろ)かぶら」品種情報
生産地岐阜県郡上市白鳥町石徹白
作物名カブ
品種名石徹白(いとしろ)かぶら
学名Brassica rapa L. var. rapa
現地での呼称なっぱ、な
写真石徹白かぶらの幼苗の草姿 収穫された石徹白かぶら2023-10-25(稲倉哲郎氏撮影) 石徹白かぶらの根部の色と形の変異(2023-11-1稲倉哲郎氏撮影) 石徹白かぶらの栽培風景2023-10-25(稲倉哲郎氏撮影) 石徹白かぶらの漬物(塩漬け)(2020-12-24稲倉哲郎氏撮影) 石徹白かぶらの葉と葉柄。葉の表面には毛がある(2023-11-10稲倉哲郎氏撮影)
栽培方法8月下旬~9月上旬に播種。10月下旬~11月中旬に収穫。現在は普通畑で栽培されるが、かつては焼畑の火入れ1年目に栽培されていた。栽培者ごとの自家採種による。
品種特性地上部が紫がかった赤色で、日の当たらないところが白の丸カブ。集落内に葉の表面に毛がある系統とない系統が混在する。
由来・歴史来歴は不明である。石徹白は福井県大野市にかつてあった大野郡和泉村と隣接している地域であり、そこには石徹白カブによく似た穴馬かぶらと呼ばれるカブがある。また郡上市鷲見にも鷲見かぶらという首が同色の丸かぶがある。
伝統的利用法カブと葉を刻んで塩漬けにする。
栽培・保存の現状石徹白のたいていの農家は自家用に栽培している。若い移住者も興味を持って栽培する傾向にある。細かい特性はそれぞれの家庭の好みを反映して少しずつ異なっている。近年はほかのアブラナ科の野菜が栽培されていることによって、それらと交雑することが多くなってしまい、地域の60代以降の人で、かつて子供の頃に見てきたかぶらとは異なってきているという人が多い。
消費・流通の現状主に自家用。ごく一部の農家は青果または漬物として販売している。
継承の現状一部の農家によって、かつての山畑の味を再現しようと里の畑で無肥料による栽培を試みたり、また地域の地場野菜として現在は主に青果としての販売に力を入れたりしている。また、地域のお年寄りの声などを参考に古の石徹白かぶらの特徴を残した母本を選抜しながら自家採種続ける試みが続けられている。
調査日
  • 2017/10/16
  • 2024/2/25