「三岳黒瀬蕪」品種情報
| 生産地 | 長野県木曽郡木曽町三岳 |
| 作物名 | カブ |
| 品種名 | 三岳黒瀬蕪 |
| 学名 | Brassica rapa L. var. rapa (アブラナ科) |
| 現地での呼称 | みたけくろせかぶ |
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| 栽培方法 | 播種の時期は8月28日から9月10日まで4日おきに段播する。収穫は11月20日~12月1日ころまで。霜に当たると茎葉の糖度が上がるので、9月10日播種、12月1日収穫するものを「すんき」(塩を使わずに乳酸発酵させた漬物)に用いている。採種用母本には50~70個体確保している。 |
| 品種特性 | 形態的には細島蕪に似ている。根部は表面全体に赤紫色を呈する。葉数は少なく、葉身はびわ型で光沢があり、葉は軟らかい。葉縁の切れ込みは中程度。葉身は濃緑色で、葉面積の4割程度にアントシアニンの呈色がある。(長野資料1) |
| 由来・歴史 | 『長野県蔬菜発展史』(1974)に三岳蕪の記述があるが、昭和33年に始まった牧尾ダムの建設にともなって絶滅したと思われていた。しかし平成10年ころに木曽農業改良普及センターが一戸の農家が栽培を続けていることを確認し、その種子を継承したのが現在の三岳黒瀬蕪である。(長野資料1) |
| 伝統的利用法 | 昭和40年代、束にして小糠と塩で漬けていた。現在、カブは甘酢漬け。茎葉もしくは葉の付け根部分にあたる胚軸の一部は「すんき」にする。 |
| 栽培・保存の現状 | 採種農家は18軒。「みたけグルメ工房」(道の駅三岳内)に出荷する栽培者は6-7軒。 |
| 消費・流通の現状 | グルメ工房では赤かぶ漬けを2,5t、すんきを2t生産している。 |
| 参考資料 | 長野資料1)大井美知男・市川建夫著(2011)「地域を照らす伝統作物 信州の伝統野菜・穀物と山の幸」、川辺書林 |
| 調査日 | 2022/10/31 |
| 備考 | 2007(平成19)年、信州の伝統野菜に認定された。また長野県木曽郡上松町、南木曽町、木曽町、木祖村、王滝村、大桑村および塩尻市の一部(旧楢川村)のすんきは2017年にGI(日本地理的表示)登録された。 |