在来品種データベース

「茂倉うり」品種情報
生産地山梨県早川町
作物名キュウリ
品種名茂倉うり
学名Cucumis sativus L. (ウリ科)
現地での呼称もぐらうり
写真茂倉うりの栽培風景 茂倉うりの成り姿 茂倉うりの果実。イボは黒色である 茂倉うりの完熟果。ネットは出ない 茂倉うりの完熟果(右)とやや熟度が進んだ果実(左と中央)
栽培方法

4月中下旬に播種し、収穫は7月~8月末ころまで行なう。

昔は焼畑の周囲に植えたが、昭和30年代以降、焼畑が行われなくなると普通畑で茂倉うりとオオムギとの輪作が行れるようになった。その際、茂倉うりの茎葉残さを肥料としてオオムギを栽培し、オオムギのワラと家畜の糞を発酵させたものを肥料として茂倉うりの栽培に利用した。

品種特性4月下旬播種でも雌花が着くことから、短日要求性は小さいと考えられる。果実は半白、黒イボ。肩が褐変しやすい。甘味があり、みずみずしく、シャキシャキ感が良い。
由来・歴史由来は不明であるが、100年以上前から茂倉地区で栽培されている。
伝統的利用法皮をむいて味噌をつけて食べる。また薄くスライスして冷や汁にする。
栽培・保存の現状茂倉地区10戸が栽培している。
消費・流通の現状自家用が主。
継承の現状茂倉地区は高齢化が進み、栽培後継者がいない。
参考資料
調査日2024/7/30
備考早川町は南アルプスユネスコエコパークの一部である。2024年に10周年を迎え、記念イベントとして8月25日に早川町役場振興課が「茂倉うり」の収穫・冷や汁づくり体験のイベントを行った。