在来品種データベース

「島根芋」品種情報
生産地山梨県早川町大島地区
作物名サトイモ
品種名島根芋
学名Colocasia esculenta (L.) Schott (サトイモ科)
現地での呼称とうねいも
写真島根芋の栽培風景 島根芋の草姿 島根芋の親芋(食用)
栽培方法

サトイモは水を要求する作物である。大島地区は早川町内でも水利に恵まれた場所である。昭和30年代に早川からポンプで水をくみ上げて給水できる編み浅型水路が導入され農業用水として利用できるようになった。

4月中下旬に畑に畝を立てて、種芋を直植えする。連作を嫌うので、1回栽培したら3~4年同じ場所では栽培しない。収穫は10月ころ。

種芋は斜面に横穴を掘って保存するか、家の中のうろ(貯蔵庫)で保存する。

品種特性

唐芋の一系統であると考えられている。親芋も子芋も食べる。食べると味が濃く、甘味、うまみを感じる。親芋の形はやや扁平な球型である。

葉柄赤茎。葉の表脈もアントシアニン(赤色色素)による若干の着色がある。葉縁はわずかに波打つ。

由来・歴史平成16年に「島根芋(とうねいも)」と名付けて保存・普及活動を行うようになった。
伝統的利用法茹でてゆず味噌をつけて食べる。またダイコン、コンニャクといっしょに醤油味で煮物にする。正月には縁起物として親芋を煮物にして食べる(山梨資料1)。
栽培・保存の現状自家用栽培も含めると農家5軒。うち出荷栽培は3軒。
消費・流通の現状

直売所、温泉旅館あるいは観光協会が企画し軽トラと一輪車(ねこ)で販売するトラねこ市で販売する。

干しずいきも商品にしている。

参考資料
調査日2024/7/30