在来品種データベース

「木田青かぶ」品種情報
生産地福井県福井市木田
作物名カブ
品種名木田青かぶ
学名Brassica rapa L. var. rapa (アブラナ科)
現地での呼称きだあおかぶ
写真木田青かぶの畑 木田青かぶの草姿
栽培方法

足羽川流域でかつてはいたる所に湧水があった。また砂壌土で排水の良い場所である。

8月下旬~9月上旬に播種。かつてカブの出荷は年末年始にかけてが最盛期で、その後3月まで行われた。

品種特性青首の白い扁円形の白カブ。葉には毛が無い。肉質硬い。枝根が出る。甘みがあり、香り良い。
由来・歴史故・井村平右ヱ門氏(元、福種株式会社会長)が今の金沢青カブは木田から種子がいったものだと言っていたと伝えられている(福井資料2)。一度とぎれたが、原種を種苗店(福井シード)から5年以上前(2008年以前)に取り寄せて復活した。復活後、15年以上自家採種している。
伝統的利用法漬物。特にニシンを加えた麹漬け。また、打ち豆と一緒にみそ汁。また味噌とだしじゃこ味の雑煮の具材。一番下に敷いて煮ても煮崩れしない。杵つきもちも硬いので、一緒に煮るとちょうど良い。
栽培・保存の現状栽培者は2名のみ(令和6(2024)年3月現在)。
消費・流通の現状正月用として、12月の下旬に1日のみ、市場に出荷している(令和6(2024)年3月現在)。
継承の現状継承は困難な状況にある(福井資料1)。
参考資料
  • 福井資料1)「伝統の福井野菜」流通・消費対策について(平成23年1月11日付)
  • 福井資料2)ふるさとやさいの会編「ふくいの伝統野菜」(1998年、福井新聞社発行)
調査日2013/9/12
備考生産者、流通業者、自治体で組織された「伝統の福井野菜振興協議会」が平成23(2011)年に設立され、5年間程度、PR、生産・消費拡大、ブランド化を支援していた。