在来品種データベース

「木田チリメンジソ」品種情報
生産地福井県福井市木田
作物名シソ
品種名木田チリメンジソ
学名Perilla frutescens Britton var. crispa Decne. (シソ科)
現地での呼称木田ちそ
写真木田チソの花 木田ちその販売形態 木田ちそで漬けた梅干し(加藤秀次氏撮影) 木田ちその栽培風景(加藤秀次氏撮影) 木田ちその葉(加藤秀次氏撮影)
栽培方法

足羽川流域でかつてはいたる所に湧水があった。また砂壌土で排水の良い場所である。

2月28日~3月上旬播種、収穫は6月17日~7月上旬(約20日間)。

2月初め~10日くらいから除雪し、カブ、シソ、(時無し)ダイコンの混播を行う。ビニールトンネルをかけ、カブ、ダイコン、シソの順に収穫を進める。ダイコンを掘ると土が浮き、シソの根が傷むので、色が良くなる。

品種特性葉の縮れが強く、肉厚で風味があり、さわやかな香りと濃い赤紫色が特徴。
由来・歴史明治中期ころから栽培が始まった。由来は不明。
伝統的利用法梅干しの色づけ、赤ジソジュース
栽培・保存の現状このチソ(シソ)でないとダメというファンがいるから栽培が続いてきたという。木田ちそ出荷組合(組合員5名)が栽培している(2024年現在)。
消費・流通の現状根付きのまま48cmの長さ、1kg100gをわらでくくりくくっている。昔は100g×2を1把としたが、今は、刈り取ったチソ 1kg(葉つき枝)を1袋とし、1000~2000円で販売している。
継承の現状福井市木田は平成から住宅が増え、畑と組合員は1/3に減った。また地価の上昇に伴い、高い固定資産税を支払いながらの栽培は負担が大きい。継続も難しいが、木田ちその栽培適地である畑を売らざるをえない状況に追い込まれている。生産者も高齢化し、後継者もなく、継承が困難である。
参考資料
  • 福井資料1)「伝統の福井野菜」流通・消費対策について(平成23年1月11日付)
  • 福井資料2)ふるさとやさいの会編「ふくいの伝統野菜」(1998年、福井新聞社発行)
調査日2013/9/12
備考生産者、流通業者、自治体で組織された「伝統の福井野菜振興協議会」が平成23(2011)年に設立され、5年間程度、PR、生産・消費拡大、ブランド化を支援していた。