在来品種データベース

「かきのもと」品種情報
生産地新潟県新潟市南区(旧白根市)
作物名食用ギク
品種名かきのもと
学名Chrysanthemum morifolium Ramat. (?) (キク科)
現地での呼称かきのもと
写真今井系かきのもとの栽培風景@新潟市南区2014年10月16日(小田切文朗氏撮影) 今井系かきのもとの花1(小田切文朗氏撮影) 今井系かきのもとの花2(小田切文朗氏撮影)
栽培方法苗はさし木で増殖する。1株の親株から250枝ほどの挿し芽が採れる。5月下旬~6月上旬に定植。栽植密度は120~130株/a。9月下旬にアブラムシを駆除。10月から11月中旬ころまで収穫する。また、シルバーフィルムで夕方5時から翌朝7時まで植物体全体を遮光するような短日条件を1ヶ月くらい作り、収穫を1-2ヶ月早めて出荷する方法もある。一方、わずかであるがハウス電照抑制栽培もある。
品種特性晩生の紫色の袋菊(筒状の花弁を持つ菊)で、花弁を茹でてもシャキシャキした食感が残るのが特徴である。主産地の新潟市南区(旧白根市)では、従来から、色が濃く、艶があり、甘味のある系統を選抜して来た。かきのもとには石井系、今井系などと呼ばれる、いくつかの系統がある。
由来・歴史由来は不明である。名前の由来は垣根の根元に植えたから、柿の実が色づくころに収穫できるからなど、諸説ある。
伝統的利用法酢の物、お浸しなど。
栽培・保存の現状新潟市で栽培されている。出荷量の約8割は新潟市南区(旧白根市)が占める。水田転作畑を中心に栽培されている(新潟資料5)。JA新潟かがやきの「しろねかきのもと部会」が、夏菊の「夏かおり」とともに秋菊の「今井系かきのもと」を栽培している。
消費・流通の現状今井系などはJA新潟かがやきのしろねかきのもと部会に加入した方々で品種の利用、苗の分譲、栽培、出荷が許され、JAで共同出荷され、スーパー、小売店で販売されている。それ以外は従来からの色の薄い系統が直売所、定期市(ていきいち)で販売され、消費者に提供されている。自家用として庭先や畑の隅でも栽培され、消費もされている。
参考資料
調査日
  • 2005/10/26
  • 2024/2/9