在来品種データベース

「埼玉青大丸なす」品種情報
生産地埼玉県ときがわ町
作物名ナス
品種名埼玉青大丸なす
学名Solanum melongena L. (ナス科)
現地での呼称埼玉青なす(埼玉青ナス)
写真埼玉青大丸なすの栽培風景 埼玉青大丸なすの草姿。枝の伸び方は開張性である 着果のようす 果実の形は巾着型。果柄やへたに鋭いトゲがある
栽培方法

播種は12月ころに行い、トルバム台木につぎ木する。育苗は県外の業者に委託している。定植は5月中旬(2024年は下旬)。果重が300~450g程度で収穫する。収穫期間は7月上中旬~11月まで。

農林振興センターと深谷の種苗店が原種の種子を管理している。

品種特性果実は巾着型で緑色、果肉は緻密でしっかりしている。アクが少ない。へたや茎に鋭いトゲがある。主枝と側枝が逆転しやすく枝が暴れやすい。また開張性で枝が根元から裂けやすい。
由来・歴史

明治時代に中山道沿い、上尾市から鴻巣市にかけての地域に持ち込まれたといわれている(埼玉資料1)。昔から「白なす」ともよばれ、自家用栽培されていたが、奈良漬け用に経済栽培も行われた(埼玉資料2)。

ときがわ町が特産野菜を生み出そうと、平成18年~20年、地元農家が埼玉県の東松山農林振興センターから種子と指導を受けて栽培が始まり、平成22(2010)年から市場出荷が始まった。。

伝統的利用法奈良漬け、味噌汁、ごま味噌炒めなど。
栽培・保存の現状深谷市とときがわ町に栽培者がいるが、特にときがわ町は埼玉青なすの生産に力を入れている。ときがわ町では互笑会(会員6名、60歳以上)が生産を担っている。
消費・流通の現状直売所、農協、イオンに出荷している。
継承の現状後継者がいない。
参考資料
調査日2024/7/19