在来品種データベース

「細尾菜」品種情報
生産地栃木県日光市細尾
作物名クキタチナ
品種名細尾菜
学名Brassica napus L. (アブラナ科)
現地での呼称ほそおな、さつまな
写真細尾菜の栽培畑2024-1-9@日光市細尾 細尾菜の草姿(とう立ち前)2024-01-09 細尾菜の花茎(主茎)。花茎に付いている葉の付け根の巻き込み方が浅いことからセイヨウアブラナB.napusであろう
栽培方法

男体山から吹いてくる寒風「男体おろし」にさらされる地域で栽培される。8月に苗床に播種し、9月に定植する。翌年4月中旬~5月中旬に収穫する。

採種親個体を決める際には、まず苗床で成長の良い苗を畝に定植したものから1番ぶきのクキタチを食べて味を確認し、2番ぶきの中から、葉の形や芽吹き方をみて最もよい細尾菜を選んで開花させて採種する。母本の選抜基準は、1)赤い色素がでるもの、2)味が甘いもの、3)萌芽の良いもの、である。

品種特性クキタチ菜として食する野菜である。花茎はえぐみがなく、ほのかに甘味がある。1番ぶきは太くて穏やかな味であるが、2番ぶき以降は、やや細くなるものの、アブラナの爽やかな風味が出てくる。
由来・歴史由来は定かでないが、明治時代にはあったと言い伝えられている。
伝統的利用法お浸し。
栽培・保存の現状直売所に出している栽培者は1軒。自家用栽培者は数軒。
消費・流通の現状直売所、スーパーに出荷している。
参考資料栃木資料1)長澤美佳(2021)日光市在来・伝統野菜~地域で守られてきた野菜~.
調査日2024/1/9