在来品種データベース

「庄之助豆」品種情報
生産地福島県河沼郡柳津町五畳敷
作物名インゲンマメ
品種名庄之助豆
学名Phaseolus vulgaris L.
現地での呼称しょうのすけまめ、しょうのすけささぎ
写真庄之助豆の草姿 庄之助豆の莢には濃い紫の縞が現れる。幼果も早い時期から着色する
栽培方法種播きは7月に入ってから行なう。早いと実がつかない。
品種特性莢の表面に紫色の縞模様がある。ゆでると消える。福島県北塩原村檜原地区にも濃い紫色の縞が入る「檜原ささぎ」がある(佐藤2016)。「檜原ささぎ」は開花から5日程度で発色して次第に濃くなるが、この「庄之助豆」も幼果から発色する特性を持つ。
由来・歴史集落で代々「庄之助」と呼ばれる農家を中心に作られてきた。
伝統的利用法胡麻和え。煮付け。
栽培・保存の現状柳津町西山の数軒の農家で守られてきた。
消費・流通の現状自家用のみ。
継承の現状後継者は不在である。
参考資料福島資料5:佐藤睦人(2016)福島県の在来野菜.平出美穂子『会津伝統野菜』歴史春秋社.
調査日2022/10/19