在来品種データベース

「赤筋大根」品種情報
生産地福島県会津若松市
作物名ダイコン
品種名赤筋大根
学名Raphanus sativus L. var. hortensis Backer
現地での呼称あかすじだいこん
写真赤筋大根 赤筋大根の草姿1@会津農林高校 赤筋大根の草姿2@会津農林高校 赤筋大根の草姿3@会津若松二中 赤筋大根の葉 赤筋大根の葉柄の断面
栽培方法播種は8月中旬~9月上旬、収穫は10月下旬。
品種特性根部に赤い横筋が入る美しい大根である。肉質が緻密で、貯蔵性がよい。煮物にしても煮崩れしない。
由来・歴史由来は不明。昭和30年代までは赤筋大根の品評会が行われ、赤い筋が均等に入っているものが優秀な大根とされた。しかし40年代以降になると、生産性の高い青首大根に置き換わった。(会津資料5)
伝統的利用法みそ汁、炒め物。おでん、田楽味噌、煮物、大根ステーキなど。みそ漬け、粕漬け、沢庵などの漬物。葉はさっと湯がいて干し葉にする。根を切って蒸し、天日に干して乾燥させたり、火棚の上でも保存した。鰊やタケノコと一緒に炒めたけんちん煮。さっと湯がいてキュウリ等を和えて酢醤油をかけて食べる。(会津資料5)
継承の現状

会津農林高等学校と会津若松市立第二中学校が栽培普及に取り組んでいる。

会津農林高校では、1)農書「会津農書」(1684)を参考にしながら会津伝統野菜の栽培方法を確立する。2)シードバンクとしての活動。会津伝統野菜の苗も販売する。3)食育活動、4)販売とPR活動、5)消費者との交流を行っている。

会津若松市立第二中学校では2021年に、2年生が総合的な学習の時間で「会津の魅力と課題 地域と自分たちの未来について考える~会津伝統野菜と地域の活性化~会津伝統野菜のブランド化を目指して!」と題して会津伝統野菜プロジェクトや修学旅行で京都のゼスト御池に出向いて会津伝統野菜の広報と販売活動を行う活動などを行った。

参考資料
調査日2021/11/19
備考2002(平成14)年に発足した「会津伝統野菜を守る会」(会長:片平忠秀氏)が選定した20品目の1つ。「人と種をつなぐ会津伝統野菜」(代表:長谷川純一氏)が会津伝統野菜の栽培と販売、他業種との連携、地元高校や中学校など教育機関、コミュニティセンターでの栽培指導を通じて会津伝統野菜の普及・保存活動を行っている(2019年に日本農業賞食の架け橋部門で優秀賞を受賞)。会津若松市立第二中学校は2021(令和3)年度、会津伝統野菜を使った地域活性化のためのプロジェクト学習と成果が評価され、文部科学大臣賞を受賞している。