在来品種データベース

「おかごぼう」品種情報
生産地福島県いわき市
作物名ゴボウ
品種名おかごぼう
学名Arctium lappa L. (キク科)
現地での呼称おかごぼう
写真おかごぼう(定規は50cm) おかぼぼう@いわきリエゾンオフィス おかごぼうの畑【写真はいわき市提供】 おかごぼうの種子【写真はいわき市提供】 おかごぼうの花【写真はいわき市提供】 収穫されたおかごぼう【写真はいわき市提供】
栽培方法

水はけの良い土地に適する。

播種は4月下旬~5月中旬。好光性種子なので、種子が隠れる程度に薄く覆土し、鎮圧する。収穫は10月以降(福島資料1)

品種特性ゴボウには太く短い大浦系品種群と細長い滝野川系品種群がある。おかごぼうは長さ40~80cm、太さは地際から3分の1くらいまで3~5cm、それ以下は先細る特徴から滝野川系であると思われる。肉質は軟らかめで甘味が強いのが特徴である。根の先が三又になったり、大きく太いものは空どう化したりしやすい(福島資料1)
由来・歴史いわき市好間町小谷作地区で自家採種しながら栽培していたものが1980年~90年ころに渡辺町田部地区に伝わり現在に至っている(福島資料1)
伝統的利用法きんぴら、煮物のほか、空洞を生かした詰め物料理(福島資料1)
栽培・保存の現状好間町では栽培をやめている。渡辺町田部地区の栽培者といわき昔野菜保存会のメンバーが栽培している。(福島資料1)
消費・流通の現状直売所やレストラン、学校給食など。
継承の現状農家およびいわき昔野菜保存会が種子の保存と栽培の普及を行っている。また2021年より農家と磐城農業高等学校とが連携した栽培実習により、種子の保存・継承を行なっている。
参考資料福島資料1:『いわき昔野菜図譜』(2011)(いわき市農林水産部農業振興課発行、いわきリエゾンオフィス企業組合編)
調査日
  • 2015/8/8
  • 2021/12/2
  • 2024/2/20
備考

いわきリエゾンオフィスが2010年からいわき市の委託を受け、「伝統農作物アーカイブ事業」を行い、いわき市内の在来品種を訪ね歩いて網羅的に調査し、約70品目の在来品種を「いわき昔野菜図譜」シリーズ(本編3巻+レシピ3巻)にまとめており、いわき市公式ホームページにある関連リンクからダウンロード可能である。

https://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1615547586192/index.html

2015年4月18日に「いわき昔野菜保存会」が発足し、市民へいわき昔野菜の種子や栽培方法,食べ方の普及等を行っている。