在来品種データベース

「大滝にんじん」品種情報
生産地山形県鶴岡市小真木
作物名ニンジン
品種名大滝にんじん
学名Daucus carota L. (セリ科)
現地での呼称おおたきにんじん
写真大滝にんじん 大滝にんじんの草姿
栽培方法

播種期は7月1日~10日に、堆肥、元肥を施した畦幅90cm、畦高12cmの短冊形の高畦を作り、75cm幅の2条筋播きとする。間引きは8月下旬まで3回おこない最終的に株間は21cm間隔の1本にする。追肥は9月上、中、下旬に各1回おこなう。土寄せは2回おこない、1回目は間引き終了後、2回目は9月下旬におこなう。収穫は11月上旬から始まり雪の降る前に終了する。

種取り用のニンジンの母本選抜は、畑で収穫したものから、肩が真っ直ぐ張って、長形逆三角形の形質を持つニンジンを親ニンジンとして選び、ネズミの来ない畑に仮植し、春に本畑に植え付ける。その株から7月末に種子を採取する。種子を風乾後、紙袋に入れ貯蔵すると約2年間は発芽する。

品種特性外形は根部の肩の直径が5-6cm、長さは約30cm、重さ200g~250gの短形の長根種で、肥大早く多収、肌色は鮮紅色である。草勢強く耐暑、耐病性共に強く作りやすい。肉質柔らかく甘味がある。早播抽苔性が強いため早播き出来ない。
由来・歴史鶴岡市小真木の故・大滝武氏が昭和30年代に東洋系ニンジン品種の‘金時’を栽培し易いように選抜育種したものである。種子は鶴岡市内の松柏種苗部で昭和40年から56年まで販売され鶴岡市内外で栽培された
伝統的利用法とくに定番の食べ方はない。
栽培・保存の現状今ではこの品種を作出した大滝家1軒だけで、約1a自家用栽培されているのみである
消費・流通の現状主に自家用
参考資料山形資料3:鶴岡の在来作物は60種類!(2018年3月現在)http://www.creative-tsuruoka.jp/news-info/zairaisakumotu-tsuruoka2018.html
調査日2021/11/15