在来品種データベース
| 生産地 | 山形県鶴岡市民田 |
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| 作物名 | ナス |
| 品種名 | 民田なす |
| 学名 | Solanum melongena L. (ナス科) |
| 現地での呼称 | みんでんなす |
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| 栽培方法 | 播種は2月下旬か、3月はじめ。本葉1,2枚の苗を購入してポットに仮植えし、本葉5,6枚(花もすでにつく)まで育て、5月下旬に本畑に定植。業者に育苗を委託・購入する場合もある。収穫は7月上旬~10月末まで。 |
| 品種特性 | 漬物専用の小ナス品種。果実が完熟すると、重さ400g以上にまで大きくなるが、漬物加工用には10~12gの若い果実を収穫する。独特の皮の歯ごたえがあり、漬物を噛んだときのプリッとはじける食感が好まれてきた。草丈は日本のナス品種の中で最も低く、極早生(第5葉で第1花)である。枝は開張性である。 |
| 由来・歴史 | 山形資料9に、庄内藩主酒井家の初代のころ、江戸の方面から入ったとか、南外内島に住みついた落人が京都から持参したといわれる言い伝えが紹介されている。たまたま村人から尊敬されていた神官がナスの栽培方法を工夫し、それを民田の人たちに教えたことから同地で盛んにつくるようになったという。 「庄内往来」(1700年代?)には「外内島之茄子」、出羽国風土略記(1762)には「外内島茄子」、「小真木茄子」の記載があるので、そのように呼ばれていた可能性があるが、おそらくその後に民田に産地が移り、1854(嘉永7)年に書かれた「荘内名物 鄙ふり歌合」や1860年代に書かれた「みやげつと」には「民田茄子」の記載がある。また明治41年東京の蔬菜展覧会で賞を取り、名が全国的に知られた。その後、陛下にも献上され、大正・昭和の園芸書には必ず紹介された。 松尾芭蕉が「奥の細道」で詠んだ俳句に「珍しや 山をいではの 初なすび」があり、鶴岡市内の山王神社境内の池の脇に古い句碑がある。「初なすび」は「民田なす」のことだったかのかが、よく話題になる。芭蕉が鶴岡に来たのは1689年6月10日(新暦7月26日)である。まだ当時「民田なす」という呼び名はなかったが、「民田なす」の祖先品種なら7月下旬には漬物が食べられ、サイズ的にも時期的にも芭蕉に「珍しい」と思わせた可能性は考えられる。 |
| 伝統的利用法 | 塩漬け、粕漬け、からし漬けのような漬物利用が主。「民田なすのからし漬け」は1877(明治10)年に佐藤徳治郎氏(現在の(株)佐徳の創業者)によって考案された漬物である。「初なすび」という砂糖漬けにした郷土菓子(大松家本家)もある。 |
| 栽培・保存の現状 | 出荷栽培は鶴岡市内に10人弱程度。 |
| 消費・流通の現状 | 市内の漬物店、直売所など。 |
| 参考資料 |
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| 調査日 |
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Title
Toast message.