在来品種データベース

「善吉菜」品種情報
生産地山形県遊佐町下当、藤井
作物名ツケナ
品種名善吉菜
学名Brassica rapa L. var. chinensis (L.) Ito (?) (アブラナ科)
現地での呼称ぜんきちな
写真善吉菜 善吉菜 善吉菜の塩漬け(東海林晴哉氏撮影) 善吉菜(葉色が通常の系統)@遊佐町藤井2013-10-22 善吉菜(葉色が淡い系統)@遊佐町下当2013-10-22
栽培方法

播種は8月下旬~9月上旬。約1ヶ月後、本葉が4枚になったら形の良いものを本畑に定植する。収穫は11月下旬~12月上旬。雪が一回降ると、とろみと甘味が出て美味しくなる。

採種用には株元が大きく、葉や茎がしっかりして葉先が丸く色が薄いもの(*)を選ぶ。5月下旬に花を咲かせ、6月上旬に刈り取って採種する。

(*)下当集落では葉色が薄い個体を選抜するが、藤井では通常の葉色である。

品種特性タイサイの一種。草丈は昔は30cm以上だったが、今は20cm程度と小さくなった。
由来・歴史発祥は遊佐町下当の菅原善吉氏が栽培を始めたことにちなむ。
伝統的利用法かつては四斗樽で塩漬けにした。またその漬物を握り飯に巻いて弁慶飯にする。芯の部分は煮付けや炒め物にする。生の菜をみそ汁の具にする。生の葉には少し苦味があるが、塩漬けにすると苦味が消える。
栽培・保存の現状下当集落と藤井集落で栽培されている。下当集落では栽培者が2013年では2名。2024年現在、採種者は一人(80歳代)で、近所の数人がその方の苗を分けてもらって栽培している。
消費・流通の現状主に自家用。
継承の現状地元の旧高瀬小学校(2023年4月から遊佐小学校に統合)で2014年から児童たちが学習を兼ねて栽培し、給食で食べたり、道の駅ふらっとで販売をした。
参考資料
  • 山形資料14:「別冊広報ゆざ ゆざのみ第3号」2014.3月(製作 遊佐町地域おこし協力隊)
  • 山形資料15:「ゆざまち協力隊」遊佐町地域おこし協力隊通信2023.6月No.15(製作 遊佐町地域おこし協力隊)
調査日
  • 2013/3/4
  • 2013/10/22
  • 2024/1/24