日本では珍しいシベリア系のピクルス漬けに向く小型のキュウリである。果実は半白で、表面のイボ(毛)は褐色で、その断面は三角形に近い形になる。長さは最大18cm程度。一般に10cm以下を収穫する。あまり小さすぎると酒田キュウリのパリパリした食感が乏しくなる。8~9cmのサイズが最も歯触りがよい。 昭和39年ころ、食生活の洋風化に伴い、日本全国の加工業者がキュウリのピクルス漬けを作ろうと、欧米からピクルス用キュウリ品種を取り寄せては試作を重ねたことがあるが、収穫期が梅雨の時期と重なることから、ことごとく「ろ菌病」に侵されてしまったが、東アジア原産の酒田キュウリはこの「ろ菌病」に強い貴重な遺伝資源といえる。 また、水害にも強く、奇形果などを早めに摘果しながらツルを伸ばせば、旺盛に生育と着果を続けるのもこのキュウリの大きな特徴である。 他のキュウリが200m以内で栽培されていない畑で収穫した果実から採種している。 |