在来品種データベース

「升田かぶ」品種情報
生産地山形県酒田市升田
作物名カブ
品種名升田かぶ
学名Brassica rapa L. var. rapa
現地での呼称ますだかぶ、かなかぶ
写真升田かぶ 升田かぶ 升田かぶ
栽培方法昔は焼畑で栽培されていたが、現在は普通畑で栽培されている。
品種特性火の通りも早く、煮込むと、旨みがしみ込んで、とろけるような食感になる特徴がある
由来・歴史100年以上前から焼畑で栽培されてきた。焼畑は2010(平成22)年ころまで行われていたようであるが、現在は行われていない。2006(平成18)年ころには栽培者がわずか1軒となり、升田かぶは、いつ消滅するかわからない状況が続いていた。2014年に「八幡地域の在来野菜を守り育てる会」が発足し、升田かぶの保存と継承に乗り出した。
伝統的利用法漬物が一般的。かつてはクジラ汁やウサギ汁に入れて食されることもあった。
栽培・保存の現状酒田市升田地区で現在(2020年)、地元の栽培者は6人程度、出荷栽培は一人のみ
消費・流通の現状自家消費のほか、産直たわわや不定期のマルシェなどで販売している。調理師専門学校や地元の小学校など教育機関にも提供している。2018年から毎年秋に、この升田かぶを含め県内各地の在来かぶを生産者が持ち寄ってPRと販売を行う「小さな小さな在来かぶサミット」という年に1日限りのマルシェが開催され、来訪者でにぎわっている。
継承の現状商業栽培の後継者は不在のままである。
参考資料山形資料4:江頭宏昌(2021)村上正敏さんのかぶにかける想い.山形在来作物研究会誌SEED 18:15.
調査日
  • 2020/11/5
  • 2023/12/4
備考2016年から酒田市立八幡小学校の総合学習の時間に升田かぶやその栽培を学ぶ体験学習が行われている。2022年3月、6年生が升田かぶを宣伝するミュージックビデオを作成した。