在来品種データベース

「平良かぶ」品種情報
生産地秋田県東成瀬村田子内
作物名カブ
品種名平良かぶ
学名Brassica rapa L. var. rapa
現地での呼称だいらかぶ
写真2003年の平良かぶ 2003年の平良かぶの栽培風景 2003年の平良かぶの葉 2018年の平良かぶの栽培風景 2018年の平良カブの草姿 平良カブのサイズ
栽培方法

葉たばこの裏作として栽培されていた。葉たばこを栽培していたころは根こぶ病が出なかったが、葉たばこ栽培が行われなくなったため、根こぶ対策が必要になった。

播種は9月上旬、収穫は11月ころ。

品種特性

青首の白い長さ15cm程度の長カブである。肉質が緻密でパリパリとした食感がある。加熱するとトロッとした軟らかい食感になるため、煮て食べることはしない。

原種と根こぶ病対策のために育成された改良品種の2種類の平良かぶが存在する。2000(平成12)年に、秋田県が西洋カブの根こぶ病に耐性を持つ改良品種「あきた平良かぶ」を育成したが、在来品種とは食感が異なった。

由来・歴史平家の末裔の集落で栽培されている。明治以前に仙台と秋田を結ぶ仙北街道を通って岩手からこのカブが持ち込まれた可能性がある。昭和の終わりと平成の初めにルーツを探る調査を岩手県に出向いたが、暮坪かぶや琴畑かぶとは異なるという印象を持ったという(役場の人からのヒアリング)。
伝統的利用法麹漬けで食べられることが多い。煮て食べることはない。
消費・流通の現状農事組合法人なるせ加工研究会が平良かぶのこうじ漬けを加工・販売をしている。道の駅などで販売している。
参考資料
  • 秋田資料1:パンフレット
  • 「あきた伝統野菜」(秋田県農林水産部発行、秋田県農業試験場監修)
調査日
  • 2003/11/12
  • 2018/10/23
備考

秋田県では以下の3つの条件を満たしたものを「あきた伝統野菜」として紹介している。

1.昭和30年代以前から県内で栽培されていたもの。

2.地名、人名がついているなど、秋田県に由来しているもの

3.現在でも種子や苗があり、生産物が手に入るもの