「札幌黄」品種情報
| 生産地 | 北海道札幌市東区 |
| 作物名 | タマネギ |
| 品種名 | 札幌黄 |
| 学名 | Allium cepa L. (ヒガンバナ科) |
| 現地での呼称 | さっぽろき |
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| 栽培方法 | 3月初めに播種。四月末にセル苗を定植。8月盆過ぎに大きさがそろったころに下から根を切ると、色が出てくる。9月に葉が枯れたら収穫する。昔は9月15日ころまでおいていた。採種用には翌年の5月に母球を植え付けて9月に採種する。 出荷期間は9月中旬~翌年2月上旬くらいまでである。 |
| 品種特性 | 乾腐病等の病害に弱い、形が不揃い、休眠が浅く萌芽しやすい、貯蔵性が低いなどの欠点がある。しかし肉質が柔らかくてみずみずしく、加熱したときの甘みと旨みが際立っている。 |
| 由来・歴史 | 北海道資料4および5によると、わが国のタマネギ栽培は1871(明治4)年、開拓使の札幌官園で西洋野菜の一つとして試作されたのが最初といわれている。産業としての北海道タマネギ栽培の始まりは1878(明治11)年である。クラーク博士の後任として札幌農学校に着任したウィリアム・P・ブルックス博士が米国マサチューセッツ州から導入したタマネギ品種「イエロー・グローブ・ダンバース」(札幌黄の原種)を札幌農学校で栽培し、貯蔵野菜として有益であることを説いた。大友亀太郎が開拓した札幌村(札幌市東区)で1880(明治13)年から1883年(明治16)にかけて中村磯吉氏(が1ha)や武井惣藏(0.6ha)らが栽培に成功し、栽培が徐々に増加した。 「札幌黄」の記載は1906(明治39)年の北海道農事試験場彙報が初出で、『「エローグローヴダンバース」なる原種が、多年栽培の結果本道の風土に順化せるものとす』と解説している。 |
| 伝統的利用法 | オニオンスライス、煮込み料理など。 |
| 栽培・保存の現状 | 1972年札幌市のタマネギ生産はピークに達し、2004年には1/3になった。同時にF1品種の台頭により、札幌黄の栽培は農家10戸、4haだった。スローフードインターナショナルの味の箱船に登録され、徐々に知名度が高まるとともに栽培面積も増え、2020年ころには農家約30戸、栽培面積が15haになっている。 |
| 消費・流通の現状 | 地元の直売所など。 また2013年に「札幌黄ブランド化推進協議会」を設立。 |
| 継承の現状 | 生産者支援のためのオーナー制度(札幌黄ふぁんくらぶのオーナー制度委員会事務局)があり、現在も活動を行っている。 |
| 参考資料 | - 北海道資料4)第2回「味の箱船」に関する調査について 食材名 タマネギ「札幌黄」 (2006年6月16日 調査・報告者 三部英二)
- 北海道資料5)冊子「札幌黄物語~幻の玉ねぎの今を伝える~」(札幌市東区役所地域振興課発行2013年3月)
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| 備考 | スローフードインターナショナルの味の箱船「アルカ」に2007年3月8日に認定された。 |