「勝間南京」品種情報
生産地 | 大阪府南河内郡河南町、堺市、大阪市 |
作物名 | カボチャ |
品種名 | 勝間南京 |
学名 | Cucurbita moschata Duch. |
現地での呼称 | こつまなんきん |
写真 | ![直売所での販売](databases-traditional_varieties_image.php?id=483&lilfinger) |
栽培方法 | 4月に播種。6月中旬~7月に収穫。 |
品種特性 | 菊座型のニホンカボチャ Cucurbita moschata Duch.の一種である。果実は小型(800-900g)。果皮は濃緑色だが、熟すと赤茶色に変わり、甘味が増す。 |
由来・歴史 | 大阪市西城区玉出地区(旧勝間村)が発祥で、江戸時代末期には栽培されていたとされている。昭和10年代までは大阪市南部地域で栽培されていた。一度は絶えていたが、平成12年に和歌山の農家から勝間南瓜の種子が見つかった。同じ年、西成区の生根神社に伝わる風邪や中風除けの祭事「こつま南瓜祭り」で60年ぶりに本物の勝間南瓜の煮物が振る舞われた(大阪資料1参照)。 |
伝統的利用法 | 冬至の日にかぼちゃを食べると中風にならないといわれ、夏のかぼちゃを台所の天井につるして保存し、冬至に炊いて食べた。水炊きして柔らかくなったら、砂糖と薄口醤油で味付けする。(大阪資料1参照)。 |
消費・流通の現状 | 道の駅「かなん」で販売。 |
参考資料 | 大阪資料1)なにわ特産物食文化研究会編著「なにわ大阪の伝統野菜」(農文協) |
調査日 | |
備考 | 大阪府が平成17年から「なにわの伝統野菜認証制度」を導入し、現在18品目の伝統野菜が登録されている。生産・流通・販売の現場で「なにわの伝統野菜」やそれを使用した食品・調理品に認証マークを表示することができるようになった。 |