在来品種データベース

「不明 (リョクトウ)」品種情報
生産地三重県志摩市阿児町鵜方、浜島町浜島
作物名リョクトウ
品種名不明
学名Vigna radiata (L.) Wilczek
現地での呼称ぶんど
写真ぶんど@三重県志摩市阿児町鵜方
栽培方法4月末に播種。7月中旬~8月に収穫。完熟すると莢がはじけるので、はじけないうちに早めに収穫する。
品種特性種子は短小粒の緑色。火の通りが早い。
由来・歴史由来は不明である。
伝統的利用法

伝統的にはご飯のかてにした。またぶんどでぜんざいをつくる。ぶんどぜんざいには在来のとびき(タカキビ)の粉でつくっただんごを入れる。

志摩市の浜島地区には盆・正月にぶんどをいれて炊いたご飯を仏様にお供えする習慣があるので、現在も根強い需要がある。最近はぶんどを入れて炊かずに、白いご飯のうえに購入した生のぶんど豆を4,5粒のせた簡略なぶんどご飯をお供えするひとも増えた。

栽培・保存の現状浜島地区には自家用目的で栽培する人が複数いる。鵜方地区には利用の習慣がないので、栽培者はおそらく一人。
消費・流通の現状ほぼ自家用のみ。
参考資料なし
調査日2022/10/10