勝山市内でも集落ごとに受け継がれている系統とその特性(葉形や茎色など)が異なり、北市水菜、郡(こおり)水菜、さんまい水菜、平泉寺水菜に大別されるが、北市系統が本来の勝山水菜であるといわれている。 各系統の特徴は次の通り。北市系統は、色の濃い青茎、早生、香りや苦味もやや強いが、甘味に富む。耐寒性が強く、とう立ちは早い。郡系統は茎の色が淡く、やや晩生、苦味は少なく、適度な甘味がある。さんまい系統は北市系統と郡系統の中間的な姿、茎の色は黄緑色である。平泉寺系統は葉が大根葉のようにギザギザで、葉や茎の緑色が濃い。抽台は遅い。(福井資料2) |