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きりしまつつじ [Rhododendron obtusum (Lindl.) Planch.]
解説
- 起源
- 江戸キリシマとクルメツツジに大別される。江戸キリシマは鹿児島地方のR. kiusianumとR. kaempferiの種間交雑を起源とするとされる。
- クルメツツジは江戸キリシマ、R. sataenseおよびR. kiusianumを起源とすると考えられているが、最近、R. macrosepalumや R. ripenseの形態的特徴が一部の品種に認められている。
- 特徴
- 樹高1~2m。花は1花房に1~4個。一斉に開花し、一枝に花房が2~4個着生する品種も多く、開花盛期には樹冠が花で覆われる。花冠の直径は2~5cm。開花期は4月中旬から5月中旬である。
- クルメツツジは江戸キリシマに比べて、変異が大きい。葉は倒披針形~広卵形。葉長1~5cm。葉幅0.5~3cm。
- 利用
- 庭園、鉢物、盆栽用。
- 参考文献
- ガーデンライフ編 「ツツジ その種類と栽培」 誠文堂新光社 1976年
- ガーデンライフ編 「野生のツツジ」 誠文堂新光社 1978年
- ガーデンライフ編 「日本の園芸ツツジ」 誠文堂新光社 1979年
- ガーデン・ライフ 通巻205 P.103-106 1985年4月
- 松尾孝嶺 監修 「植物遺伝資源集成」 講談社サイエンティフィク 1989年