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りゅうきゅうつつじ [Rhododendron mucronatum G.Don.]
解説
- 起源
- 一般にリュウキュウ系と呼ばれる品種群。日本に自生する Rhododendron macrosepalumとR. ripenseの種間交雑を起源とする。
- 特徴
- 樹高1〜2m程度。花は1花房に2〜3個。花冠の直径は5〜8cm。花梗には腺毛があり、粘る。モチツツジの性質の強いオオリュウキュウ系とキシツツジの性質の強いシロリュウキュウ系に大別されるが、両者の中間的な性質を示す品種も存在する。
- オオリュウキュウ系は枝が太く、分枝が粗で、葉が大きいといったモチツツジ系と同じ特徴を持つが、雄ずい数がモチツツジ系は5〜6本であるのに対して、オオリュウキュウ系は7〜10本と異なる。シロリュウキュウ系は分枝がやや密で、葉は披針形。新梢は剛毛が斜立する。全体的にR. ripenseと似ている。
- 利用
- 庭園用。
- 参考文献
- ガーデンライフ編 「ツツジ その種類と栽培」 誠文堂新光社 1976年
- ガーデンライフ編 「野生のツツジ」 誠文堂新光社 1978年
- ガーデンライフ編 「日本の園芸ツツジ」 誠文堂新光社 1979年
- ガーデン・ライフ 通巻205 P.103-106 1985年4月
- 松尾孝嶺 監修 「植物遺伝資源集成」 講談社サイエンティフィク 1989年