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セミセラータ [Camellia semiserrata Chi] 中国名 広寧紅花油茶、南山茶
解説
- 起源
- 日本へは、1979年に紅花の基本種が導入され、白花の変種は1984年に種子ではいってきた。
- 分布:広東、広西。
- 特徴
- 花:濃紅色、7~10弁、花径7~8cm。花弁基部の癒合が強いため、花は平開せず筒状に咲く。花の中心部には、葯が砲弾状に盛りあがる。開花期は1~3月。
- 葉:長楕円形、長さ10~12cm、幅4~5cmの大葉、濃緑色で、葉脈部が浅くへこむ。
- 2n=30。
- 利用
- 本種も中国南部で採油用に栽培される種であり、白花の変種がある。葉はあまり観賞的でないが、花型がかわっているので、育種素材としておもしろい。
- 参考文献
- 箱田直紀・足立尚義 ツバキ属の原種 西武舞鶴植物研究所報告 1: 1~54