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やなぎばさざんか [Camellia salicifolia Champion et Bentham] 中国名 柳葉山茶、柳葉毛蘂茶

  • 花
  • 葉
  • 枝

解説

起源
日本には、台湾、香港産および米国経由で導入されたもの(産地不明)の3系統が栽培されており、花や葉の形質はそれぞれ少しずつ異なる。花は台湾産が最も大型である。
分布:台湾、香港、福建、広東、広西。
特徴
花:白色、5~6弁、花径2~4cm、花柱と花糸は有毛。開花期は1~4月。
葉:広披針形、長さ6~8cm、幅1.5~2.5cm、表面は緑色~黄緑色で、光沢は鈍い。葉の裏には全面に細毛がある。
2n=30。
利用
鉢仕立てにすると、若木のうちは枝がよく伸びて樹形が乱れやすいが、古くなると枝がつまって、先端がやや下垂し、形のよい樹形となる。
参考文献
箱田直紀・足立尚義 ツバキ属の原種 西武舞鶴植物研究所報告 1: 1~54