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フルフラセア [Camellia furfuracea Cohen Stuart]

  • 花
  • 葉
  • 枝

解説

起源
日本には、本種名で栽培されているものが2系統ある。1967年に萩屋と石沢が台湾で採集したものと、1980年に広西自治区から導入したものである。後者はまだ開花に至らない。
分布:江西、湖南、広東、広西、台湾、海南島、ベトナム、ラオス。
特徴
花:白色、6~8弁、花径3~4cmの小輪。花には微香がある。開花期は11~12月。
葉:楕円~長楕円形。長さ10~15cm、幅4~6cmの大型。濃緑色、やや薄質で葉脈部がへこむ。
2n=30。
利用
葉が大型であるのに対して花が小型であるため、園芸的な利用価値は低いと思われる。
参考文献
箱田直紀・足立尚義 ツバキ属の原種 西武舞鶴植物研究所報告 1: 1~54