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たいわんひめさざんか [Camellia transarisanensis Cohen Stuart] 中国名 阿里山連蘂茶

  • 花
  • 葉
  • 枝

解説

起源
日本への渡来は1967年で、萩屋と石沢が台湾の自生地より導入した。
分布:台湾。
特徴
花:白色で、外弁の先端がわずかに帯紅色、5弁、花径2~2.5cmの極小輪。花には微香がある。開花期は3~4月。
葉:長楕円~長卵形、長さ2.5~3.5cm、幅1~1.5cm、表面は濃緑色でやや光沢があり、葉脈は不鮮明。
利用
細い枝が良く分岐し、樹形は立性である。葉が特別に小型で、枝も細いため鉢仕立てに適する。花着きは極めてよい。
育種材料としてはまだほとんど利用されていないが、本種を用いればミニチュアツバキが作出できるかも知れない。
参考文献
箱田直紀・足立尚義 ツバキ属の原種 西武舞鶴植物研究所報告 1: 1~54