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キンカチャ [Camellia chrysantha (Hu) Tuyama] 中国名 金花茶
解説
- 起源
- 1965年に中国科学院の胡先 博士により発表され、黄色のツバキとして注目をあつめた。久しく“幻の花”といわれてきたが、1978年から1981年にかけて、数多くの種子や穂木が導入され、1983年には早くも一般に市販されるようになった。
- 本種の日本への渡来は1979年10月とされていたが、1978年12月に、昆明植物研究所から安藤芳顕に送られた種子が最初らしい。
- 分布:広西。
- 特徴
- 花:純黄色、9~11弁、花径5~7cm。1cm前後の花梗があり、花はやや抱え気味に咲く。開花期は11~3月。
- 葉:狭楕円~広披針形、長さ11~19cm、幅4~7cm、鮮緑色で光沢が強く、葉脈部が陥入する。
- 2n=30。
- 利用
- 黄色ツバキ育成の育種親として有望。
- 参考文献
- 箱田直紀・足立尚義 ツバキ属の原種 西武舞鶴植物研究所報告 1: 1~54