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ピタルディ [Camellia pitardii Cohen Stuart] 中国名 西南山茶、雲南野山茶
解説
- 起源
- 中国の貴州省を中心に自生分布するが、かつて、本種の名で導入されたものは、大部分が変種 var. yunnanica であった。
- しかし、1981年に、西武百貨店の山崎(現社長)が中国側から贈与された種子からの実生は、葉が本種の特徴に一致する。
- 分布:貴州、雲南、広西、湖南、四川。
- 特徴
- 花:濃桃色~白色、5~6弁、花径5~6cm。開花期は中国南部では12~4月。
- 葉:長楕円~倒披針状楕円形、長さ5~10cm、幅2~3、5cm、先端部が細くとがる。表面は濃緑色で比較的光沢が強い。鋸歯が細かく、また、鋭く尖るのが本種の特徴である。
- 2n=30。
- 参考文献
- 箱田直紀・足立尚義 ツバキ属の原種 西武舞鶴植物研究所報告 1: 1~54