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ホンコンつばき [Camellia hongkongensis Seeman] 中国名 香港山茶
解説
- 起源
- 香港島の山地に自生し、個体数はかなり多い。日本への渡来は1958年で、最初は香港植物園からはいった。現在は、米国経由のものや自生地採集品など数系統が栽培されている。
- 分布:香港、広東。
- 特徴
- 花:少し紫色を帯びた紅色、6~7弁、花径3~4cm。筒咲きの小輪で、花の終わりには弁端が外方へ反る。開花期は12~3月。
- 葉は狭楕円~披針形、長さ7~12cm、幅3~3.5cm、暗緑色で光沢がなく葉脈は不鮮明。
- 2n=30。
- 利用
- 鹿児島大学の坂田ら(1981)により、花弁に青色色素デルフィニジンを含むことが報告され、青色花ツバキ作出の交配親として注目されている。
- 参考文献
- 箱田直紀・足立尚義 ツバキ属の原種 西武舞鶴植物研究所報告 1: 1~54