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チャ [Camellia sinensis (L.) Kuntze]

解説

日本における状況
2011年の栽培面積は46,200haであり、静岡、鹿児島、三重が上位3県である。
起源と分類
ツバキ科の常緑広葉樹であり、原産地は中国の西南部とその周辺とする見方が有力。日本には平安初期に入唐僧により喫茶の習慣が伝えられたが、広く飲まれるようになったのは1191年に宋から帰朝した栄西の茶種の将来によるとされる。アッサム種 (var. assamica) と中国種 (var. sinensis) に分類される。
特徴
・アッサム種:樹型、葉形が大きく、紅茶の生産に適する。
・中国種:樹型、葉形が小さく、緑茶や半発酵茶の生産に適する。
利用
一般的には葉を茶として飲用とするが、食用ともする。
参考文献
植物遺伝資源集成 (1989) 講談社
世界有用植物事典 (1989) 平凡社
農林水産省統計情報 (http://www.maff.go.jp/j/tokei/index.html)