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とうつばき [Camellia reticulata Lindl.] 中国名 雲南紅花油茶

  • 花
  • 花
  • 葉
  • 枝

解説

起源
中国雲南省において古くから栽培されてきたトウツバキC.reticulata の原種とされ、雲南省西部の騰沖県周辺だけに自生する。
真の自生系統は、まだ日本へは導入されていないようであるが、1982年に、西武舞鶴植物研究所が園芸品種のひとつとして、昆明植物研究所から導入した、”金蘂芙蓉”は自生種に近いものと思われる。
分布:雲南。
特徴
花:淡桃色~濃桃色、5~11弁、花径6~10cm。開花期は中国西南部では1~3月。
葉:楕円~長楕円形、長さ5~11cm、幅4~5.5cm、表面は濃緑色で光沢は鈍く、葉脈が鮮明。
2n=90。
参考文献
箱田直紀・足立尚義 ツバキ属の原種 西武舞鶴植物研究所報告 1: 1~54